整形外科、接骨院、整骨院、整体院…自分はどこに行けばいいの?②
こんにちは!アンビション治療院です。
皆さんは病院には病院の、接骨院には接骨院の役割やできること・できないことがあることをご存じでしょうか?
ここでは、前回に引き続きご自身の身体(筋肉や関節)が痛くなった時、どこへ行くのが良いのか迷った際に役立つポイントを解説していきますね。
各場所の役割と得意分野を知っていると判断しやすいかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください(^^♪
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ここでは、整形外科・接骨院・整体院で経験を積み、柔道整復師歴13年以上の私が、あなたが身体に痛みなどの症状が出た場合にどこに行けばよいかを何回か(笑)に分けて解説していきます! 今回はその第2回です。
はじめてご覧になる方は第1回目の
整形外科、接骨院、整骨院、整体院…自分はどこに行けばいいの?①https://amb-treatment.com/整形外科、接骨院、整骨院、整体院自分はどこ/
を先に見てから本記事に戻っていただけるとわかりやすいかと思います!
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さて、「接骨院、整骨院、整体院…自分はどこに行けばいいの?」シリーズで
①整形外科の役割と得意分野 👈前回
②接骨院の役割と得意分野 👈今から解説します!
③整体院の役割と得意分野
の3つに分け、前回は①整形外科の役割と得意分野について解説しました。
第2回目は②接骨院の役割と得意分野を知ろう です。
さて、突然ですが・・
あなたは腰がいたくなりました!!(またか)
う~んどうやら座りっぱなしのデクスワークで腰が重い気がしていたけれど・・
様子見では治りそうにない。。これでは仕事に集中できない・・!!
湿布を貼るだけではどうにもならなそう。。どこか助けてくれるところは・・!!!
➤①病院へ行く
➤②接骨院(整骨院)へ行く
➤③マッサージに行く
➤④気合で耐える
前回の解説で、整形外科(医師)の役割と得意分野は診断と治療手段の提示であるとお伝えしました。
【整形外科へ行く判断基準】
・緊急性が高い場合
・病名が知りたい、重症度や回復の見通しを知りたい
・必要書類に医師による診断書が必要な場合
一方、
接骨院(整骨院)の役割と得意分野は・・・ 怪我の応急処置と街の保健室的役割 です。
※接骨院=整骨院です。ですが整体院とは違います(次回詳しく解説します)。
接骨院について解説しますと、
接骨院は昔から「ほねつぎ(骨接ぎ)」と呼ばれ、柔道整復師という国家資格を保持した施術者が骨折や脱臼を整復法(元の正しい位置に戻す方法)を用いて処置をし、リハビリまでを担っていました。
現在は法律がしっかりできており、骨折・捻挫・脱臼は応急処置として整復はできますが必ずその後医師の診察を受けさせなければならないとされています。
実際に私もトレーナー現場で肩の脱臼の整復処置をしたことがありますが、脱臼をそのままにしていると、病院へ着くころには防御反応で筋肉は固くなるし痛くてご本人も辛いんです💦
なので、受傷後なるべくすぐに処置をして、固定をした上で骨折など合併症がないかを見てもらうために病院へ行ってもらいました。
接骨院の役割のイメージをしていただくと、まるで保健室のようだと思いませんか?
大学時代の同期で現在接骨院を開業している友人がそう表現しており、それだ!!とパクり・・借りました(^^)
みなさんは学校でおなかが痛くても頭をぶつけても、擦り傷ができても保健室へ行きましたよね?
私たち柔道整復師は昔から、接骨院で主に急性期の外傷の処置と対応のエキスパートとして、または捻挫をしたり寝違えたり膝が痛くなった際でも気軽に相談できる、街の保健室的役割を担っているのです。
ただし、近年は「怪我をしたら病院」という考えが主流のため、少し守備範囲がずれているようです。
接骨院でも保険適応・交通事故対応だけでなく、マッサージ・慢性腰痛も!などの看板を出している接骨院が多くみられます。これは、肩こりで辛い患者さんでも保険が適応とならないため、自費治療として骨・筋肉/関節の知識に精通している私たちが、治療ではなく身体のトリートメントとして施術を行うことで皆さんのニーズに応える形をとっているのです。
※マッサージ表現や誰がどこまでできるのかは、また別記事で解説したいと思います!
そして今回の腰痛例のポイントは、急性期か慢性期か です。
急性期とは・・
明らかに原因があったり、無くとも急に痛みなどの症状が出現したばっかりの期間。患部に熱があったりズキズキする痛み、運動時や安静にしていても強い症状があることが多いです。日数としてはケガからおよそ1か月~3か月くらいまでの期間を指します。
骨折・脱臼・捻挫(突き指も含む)・打撲・肉離れなど。
慢性期とは・・
いつからか分からないが痛みなどの症状が続く、症状の強さは急性期より弱いが、終わりが見えないため地味につらくメンタル的にもつらい。発症が1か月~3か月以上続く場合がこれにあたります。
四十肩や慢性腰痛、腱鞘炎や足底腱膜炎など。
★ここがポイント!!!👆
上記のようにすでに病名がわかっていたら、すでに整形外科に行かれているのではないでしょうか?またはネットで症状を検索して大体病名の検討がついたものの対処法は一般的なことしか書いておらず困っている方でしょう。
接骨院を選ぶ判断基準として、
・急性期でも捻挫の固定など処置をしてほしい場合
・慢性期で日常生活は何とか送れているが整形外科に行くほどではない(求めている解答が得られそうにない)方で保険を使わなくてもいいから早く症状を何とかしたい場合(電気療法や超音波療法などを用いて何とかしてくれます)
・自身の症状を相談したい場合(接骨院の先生は整形外科などで勤務していた方も多いので、この場合どこに行けばよいかなども含めて相談に乗ってくれることが多いように思います)
上記に当てはまる方は接骨院に行ってみてはいかがでしょうか。
次回は、
③整体院の役割と得意分野
について解説していきます!